【条件別】社内報のおすすめ構成案を徹底解説
多種多様な会社の情報を、限りあるページ数の社内報ですべて伝え切るのは限界があります。そこで、今回の記事では、会社規模や状況別の3つの課題に対して、1冊20ページのコーナー案・構成例についてお伝えしていきます!
社員数が1,000人規模のメーカーの場合
社員数が1,000人規模のメーカーさまは、事業の種類はそれほど多くはないのですが、組織形態が営業部、開発部、生産部といったように機能で分かれており、「いかに職能間の垣根を越えて、情報や意識を共有し、一体感を生み出すか」が課題としてあげられます。
一体感を生み出す社内報
このような場合は、さまざまな現場の動きを全社的に伝えて、みんなが何をしているのかを共有する社内報がおすすめです。そこで、以下の構成はいかがでしょう。
- 表紙
- トップメッセージ
- 特集
新製品や新技術とそれに関わる人たちの紹介
展示会などの販促活動の紹介
海外展開をされている会社はグローバルの現状
社員のコミュニケーション活性化に寄与する社員投稿型や全社アンケート型
春には会社に新鮮な空気を送り込む新入社員紹介 など - 全社員が知っておくべき情報ページ
新制度やコンプライアンスなど - 職場紹介
本社部門や間接部門の仕事や人を伝える - 技術者の技に焦点をあてるコーナー
- オフィシャルニュース
- 各現場の活動紹介
- 健康に関するお役立ちコラムコーナー
記事でご紹介できなかった事例を追加した構成例をダウンロードいただけます。
全国に店舗や営業所をもつ会社の場合
スーパーマーケットや飲食店、アパレル、生活雑貨など、全国に店舗を展開している会社に共通していることは、生活者の皆さまと直接関わるお仕事をされていることです。また、普段は他の店舗と交流することが少ないこと、アルバイトやパート従業員が多数在籍していることも共通点ではないでしょうか。
「自社らしさ」を伝える社内報
このような会社の場合、もっとも重要なことは自社「らしさ」を、全店舗の社員が認識し、体現することにあります。そこで、社内報では「会社の理念を起点に仕事に対する姿勢や意識づくりをすること」を重視します。
ポイントは、トップが意思をもって、一人ひとりに語りかけるようにすることです。
- 表紙
- トップメッセージ
- 特集
自社らしさを強調するマナーの解説
ブランドや主力商品の紹介
自社ブランドを取り扱っている会社の場合はその開発ストーリー
CSR活動を積極的に行っている会社の場合はその取り組み
季節イベントなどを行っている会社の場合はその取り組みと成果や結果、関係者の紹介 など - 新店舗の紹介
その地域、店長の意気込みなど - 全社ニュース
- 地域や店舗ごとのインストアマーチャンダイジングの事例紹介
- 毎号テーマを設定した社員投稿型コミュニケーションコーナー
- 店舗内のコミュニケーションに焦点をあてた店舗紹介
- バイヤーのお気に入り商品の紹介
- 若手社員の紹介
- 本社部門の職場紹介
- サポート制度や福利厚生の紹介
- 社員自ら投稿が可能な掲示板コーナー
営業メンバーの比率が高い会社の場合
営業メンバーの比率が高く、社員が常に外に出ているような事業を行っている会社の場合は、社員の頑張りやモチベーションアップをねらうコーナーを切り口を変えて複数用意することが効果的です。
モチベーションアップをねらう社内報
-
- 表紙
- トップメッセージ
- 社会課題や組織運営上の新たな取り組みなどの特集
- エース社員などに焦点をあてたコーナー
- 本社系の職場の紹介
- 自社製品の解説と開発関係者紹介
- 生産部門のトピックス
- 営業所トピックス
- 営業所の新設や全社的なニュース
- 制度活用やコンプライアンス、健康づくりをテーマにしたコーナー
トップメッセージの伝え方についてはこちらへ
まとめ
今回の記事では会社の状況や状態、事情によって、社内報で解決すべき課題が変わるというお話のもと、いろいろな構成案をご紹介しました。
社内報のリニューアルをお考えの方や構成やコーナー設定にお困りの方は、ぜひ今回の記事を参考に、自社の課題を整理して限られたページ数をどう活用するかをご検討ください。
記事でご紹介できなかった事例を追加した構成例をダウンロードいただけます。
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