【社内報の企画づくり】 第1回 企画のテーマってどうやって考える?

社内報ノウハウ

【社内報の企画づくり】 第1回 企画のテーマってどうやって考える?

【社内報の企画づくり】 第1回 企画のテーマってどうやって考える?

社内報の企画がマンネリ化していると感じている皆さんへ

「毎号、似たような企画になってしまう」「新しいアイデアが浮かばない」——そんな悩みを抱えていませんか?

シリーズ「社内報の企画づくり」第二章では、マンネリ化を打破し、いつもの企画に新しい風を吹き込むための発想のヒントをさらに深掘りしていきます。

実は、特別なネタを探さなくても、身近な出来事やおなじみのテーマも、視点や切り口を少し変えるだけで、新たな企画のタネに生まれ変わることがあります。大切なのは、何を取り上げるかだけでなく、どこに目を向け、どのように伝えるかということ。

本章では、読者の興味を引き出し、「読んでみたい!」と思ってもらえる企画を生み出すための着眼点や切り口、アイデアを広げる考え方のコツを、できる限りわかりやすく解説してまいります。
いつもの企画を少し違った角度から見つめ直し、社内報の新たな可能性を博士と一緒に見つけていきましょう!

アイデアは考えるのではなく「集める」ことで浮かび上がらせる

<上司>来年度は社内報に新しいテーマを取り入れてみてはどうだ?

 

<山田>わかりました!

すぐに考えてみます。

アイデアは能力やセンスで考えるものではない

<山田>って、簡単に返事をしてしまったけど、新しいテーマなんてすぐには思いつかない・・・

<博士>おいおい、どうした。

新しいテーマや企画を考える方法は、「【はじめての社内報制作】第5回 読まれる社内報の企画の立て方」で勉強したじゃないか?

【はじめての社内報制作】 第5回 読まれる社内報の企画の立て方

 

<山田>あ、博士。確かにそうですね。

企画は足と目と耳で考えるもので、社内報の場合もあらゆる職場や現場に足を運んで、目で見て、耳を使っていろいろな人の話を聞くといったことを繰り返すことでしたよね?

 

<博士>その通りじゃ。

 

<山田>それと、社内報の企画は社員の行動や関係性を、今よりも良くしていくことでしたよね。

 

<博士>ちゃんと覚えているじゃないか。

 

<山田>はい。

それは覚えているんですけど、新しいテーマとなると、今の社内報に何が足りていないか、何が必要なのかといったことを考えないといけないですよね?

 

<博士>いやいや、そんなことはテーマのアイデアがいくつか思いついてから考えれば良い。

 

<山田>え?

先に考えるんですか?しかもアイデアは一つじゃダメなんですか?

 

<博士>そうじゃ。

 

<山田>たくさんのアイデアを考える自信も能力もないですよ。

 

<博士>いやいや、自信も能力も必要ない。

アイデアを出す正しい方法を知って、実践すれば良いだけなんじゃよ。

 

<山田>そんな便利な方法があるんですか?

 

<博士>ある。

その方法を端的に言うと、考えるというよりも自然に浮かび上がってくるようにするといった感じじゃな。

 

<山田>浮かび上がってくる?

それって特殊な能力なんじゃないんですか?(スピリチュアル的な・・・)

 

<博士>いやいや、極めてロジカルな話じゃよ。

まず、テーマのアイデアが浮かび上がってこない原因は、「アイデアを考える力がない」といったように、能力やセンスが必要だと考えてしまうことにあるんじゃよ。

 

<山田>でも、実際にアイデアを考える能力やセンスは足りていないと思います。

 

<博士>いやいや、そんなものなど必要ないんじゃ。

アイデアが浮かんでこない原因は「情報量」にある

 

<山田>え?

 

<博士>足りていないのは能力やセンスではない。

「情報量」じゃ。

 

<山田>情報量・・・?

 

<博士>そうじゃ。

情報が足りていないのに何かを思いつくなんて無理じゃろ。

 

<山田>確かに。

でも、企画はアイデアを考えてから情報を集めるものなんじゃないんですか?

 

<博士>いや、そうじゃない。

正しくは情報を集めることが先なんじゃ。

 

<山田>そうなんですか?

 

<博士>そうなんじゃ。

アイデアは情報がなければ浮かび上がってこない。

逆に情報がたくさんあれば、アイデアは自ずと浮かび上がってくる。

<山田>言ってる意味が理解できないのですが・・・。

 

<博士>そうじゃな。

例えば、何か好きなこととか、詳しいことについて聞かれたらどうなる?

 

<山田>ついつい早口になって、話が止まらなくなります(笑)。

 

<博士>そのときの頭の中はどんな感じじゃ?

 

<山田>好きなことに関連していることが、頭の中に次々に現れて、伝えたいことがどんどん広がっていきます。

 

<博士>それじゃ。

伝えたいことが頭の中に次々に現れて、どんどん広がっていく理由は、何も発想力が豊かだからではない。

たくさんの情報が頭の中に蓄積されていて、それが縦横無尽に結びついて言葉になり、それが口から出てきているだけなんじゃ。

 

<山田>確かにたくさんの情報を持っていることだと、いろんなことと関連づけて考えた、閃いたりしますね。

 

<博士>社内報の企画やテーマも同じなんじゃ。

テーマのアイデアが浮かばないのは、考え方が悪いのではなく、テーマを思い浮かび上がらせるための材料が足りていないだけなんじゃよ。

 

<山田>ということは、社内報の新しいテーマを考える時にも、そのための情報を大量に集めるということですか?

 

<博士>そうじゃ。

ただし、興味のあることだけといったような一方向ではなく多面的にな。

 

<山田>多面的にですか。

それって時間がかかりませんか?

 

<博士>遠回りに見えて、実は一番の近道じゃ。

考え続けて出ない時間のほうが、よほど無駄じゃよ。

<山田>おっしゃる通りです。

 

<博士>それよりも、情報を多面的にたくさん集めていく方が、よっぽど有意義だとは思わんか?

 

<山田>その通りですが、時間には限りがありますし・・・。

 

<博士>いやいや、時間という制約があるからこそ、効率的に情報を集めることができるんじゃ。

 

<山田>なるほど。

確かに時間が限られていると集中して取り組むことができますね。

 

<博士>まさにそれじゃ。

 

<山田>ただ、アイデアを浮かび上がらせるためには、情報を多面的に集めることが必要という理屈はわかったのですが、どんな情報を集めれば良いのですか?

自分の興味を超えて幅広く情報を集める

<博士>会社の経営方針や戦略、計画といったことは基本情報として必ず手にいれる必要がある。

そのほか、社員のエンゲージメントに関係する制度や各事業の中長期的な計画、さまざまな現場の活動や主な取り組みなどは知っておくと良いな。

そのほかは新聞や雑誌、テレビなどで得られる情報など、世の中のトレンドや動きといった情報も有効じゃ。

 

<山田>あまり特別なものはないですね?

 

<博士>その通りじゃ。

そうした情報源をいろんな人の視点に立って目を通すことが重要なんじゃよ。

<山田>その重要性はなんとなくわかります。

自分の興味だけに留めると情報に偏りができるということですよね?

 

<博士>そうじゃな。

あと、情報を効率的に集めるという話をしたが、正しくは大量に、そして高速度で、情報を一気に浴びるように集めることがポイントじゃよ。

 

<山田>たくさんの情報を高速度で一気に浴びるですか。

 

<博士>そうじゃ。

 

<山田>大量にとおっしゃいますが、

実際はどのくらい集めれば良いのですか?

 

<博士>アイデアが浮き上がってくるまでじゃよ。

 

<山田>あ、なるほど。

そのための情報収集ですからね。

 

<博士>そうじゃ。

できればアイデアが浮き上がってくるだけではなく、人にこんなアイデアはどうですかと話してみたくなったり、集めた情報が頭の中でつながっていったりするまで、とにかくたくさんの情報に触れることがぽいんとなんじゃよ。

 

<山田>そう考えると、今までは完全に逆のことをしていました。

 

<博士>そうなってしまうということも、わからなくもない。

ついつい考えることが仕事だと錯覚してしまうからのう。

 

<山田>その通りですね。

 

<博士>しかし、繰り返しになるが、企画やテーマのアイデアを考える際に本当にやるべきことは、とにかく幅広く、たくさんの情報に触れることが大切なんじゃよ。

 

<山田>そうすれば、テーマは勝手に浮かび上がってくるということですね。

 

<博士>うむ。

「考えるんじゃない。集めるんだ!」ということじゃな。

 

<山田>なんだか昔の香港映画でそんなセリフがあったような・・・?

ところで、浮かび上がってきたたくさんのアイデアの中から、実際に取り入れるテーマって、どうやって選べば良いんですか?

アイデアを絞り込む基準は社内報の「発行目的」

<博士>発行目的を判断の基準にするんじゃよ。

 

<山田>あ、発行目的!

 

<博士>そうじゃ。

発行目的とは、社内報を発行する理由やねらいを示したものなんじゃが、社内報に取り入れるテーマを取捨選択する際の基準にもなるんじゃ。

 

<山田>なるほど。

 

<博士>そして、さっき言っておった、今の社内報に「足りていないもの」、「必要なもの」という視点じゃよ。

 

<山田>このタイミングでそれらを考えるんですね!

<博士>そうじゃ。

アイデアというものは、情報を多面的に一気に集めて浴びることで自ずと浮かび上がってくるようにする。

浮かび上がってきたたくさんのアイデアを、発行目的と今の社内報を照らし合わせて、足りていないもの、必要なものといった視点で取捨選択する。

 

<山田>そうすることで、アイデアを考えるための能力やセンスがなくても、新しいテーマを考えることができるということですね?

 

<博士>その通りじゃよ。よし、がんばるんじゃぞ。

<山田>わかりました!どうもありがとうございました!

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