【ウェビナー開催レポート】すぐに使える!Z世代向け社内報企画セミナー
2021年3月25日(木)に「すぐに使える!Z世代向け社内報企画セミナー」と題したウェビナーを開催しました。今回はその模様をお届けいたします。これからの社内報づくりにおいて、Z世代(若手)に着目することが大変重要になっており、Z世代(若手)に目を向ければ、会社・組織の課題が見えてきます。いまとこれからの課題の解決に向けて、社内報ですぐに使える企画をご紹介しました。
社内コミュニケーションの視点からのZ世代
Z世代は持続的な経営の実践や実現の重要なポジションを担う世代です。社内コミュニケーションの視点から、Z世代に対して何をするかはもちろん、そのZ世代をサポートするミドル層にとっても役立ち、組織全体を元気づけたり勇気づけたりする社内報づくりが必要です。そこで、今回、Z世代がどういった世代なのか、どのような考えや意識をもっているのかをご紹介するため、当社のリアルZ世代の社員も登壇し、生の声をお届けしました。
Z世代の3つのポイント
まずZ世代を理解する3つのポイントをご紹介しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要な担い手である
DXの目的は、デジタル技術を駆使して生産性を飛躍的に向上させることです。そのためは、最新のデジタル技術を中心に据えた経営に刷新することと、質(ノウハウ、現場の勘やセンス)と量(日々の気付きなど)から膨大なデータを収集することが必要です。Z世代を含め現場で働く若手のモチベーションの向上あるいは気付きへの感度を高めることが社内コミュニケーションの観点では大切になります。
さらに、これらの気付きを気兼ねなく共有できる雰囲気づくりも重要です。
社会課題の解決を重視している
Z世代はSDGsネイティブとして、すでに学校で学んでいる場合が多く、社会貢献の意識が高いため、「会社」は社会課題の解決をしているという考えが当たり前の可能性が高いといえます。
社内のより良い雰囲気づくりに欠かせない
Z世代をはじめとする若手のモチベーションが向上し、気付きが共有できる社内の風土づくりが、より良いコミュニケーションにつながります。
若手とミドル層のズレ
Z世代の就職活動のポイントとして無意識の中に
・社会課題の解決
・社会に貢献したい
といった思いがあることがあげられます。
これらが仕事の目的や価値観、モチベーションのもとになっているため、それを意識しておかないと、社内コミュニケーションの歪みにつながる(リスク)場合があるのです。
たとえば、Z世代の言葉がミドル層に伝わらず、Z世代のモチベーションが下がってしまったり、ミドル層から見て若手が会社に対して無関心で、若手の意欲が低く見えることにより退職につながったりすることも、リスクとして考えられます。
多くの企業がDXを推進し、抜本的な経営変革に取り組んでいたり、持続的な経営に向けたESG経営にシフトしています。これらをZ世代は抵抗なく受け入れていますが、その一方でミドル層は競合にいかに勝つかというモチベーションのため「無意識の部分」で大きく異なっている可能性があります。
頭で理解していても無意識のなかで腹落ちしていない可能性が高いのではないかという、仮説をご紹介しました。
問題解決に向けた企画
では、いまとこれからの課題や問題解決に向けて、社内報でどのような企画を立てると良いのでしょうか。セミナーでは7つの切り口をご紹介しました。
そのひとつが、「憧れの先輩・プロフェッショナル」という企画です。
ミドル層にとって「憧れの先輩」とは、乗っている車や、飲んでいるお酒の種類なども含めた全人格についての憧れを感じる場合が多いようですが、当社のリアルZ世代は仕事のスキルや立ち居振る舞いなどに対して憧れがあるとのことでした。
そこで、この企画は全人格的にヒーロー、ヒロインとするのではなく、素晴らしい点や共有すべき点にしっかりとフォーカスする編集にしたり、またはその人を分解するようなテクニックやスキル、マインドなどZ世代にとって参考になるような気付きやポイントを紹介したりします。そうすることでZ世代のモチベーションを高め、さまざまな気付きを提供する企画となります。
Z世代はSNSネイティブ世代とも言われており、社内報においてもWeb版社内報や社内SNSなどの双方向性ツールなども視野に入れる必要があります。さらに、Z世代はもちろんのこと、働き方がどんどん多様化していることを踏まえると、スマホ閲覧に最適化していくことも必要とツールの考え方をお伝えし、セミナーを終えました。
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Z世代とのコミュニケーション方法とは? その特徴や価値観から考える
りえぞん企画では、今後も社内報制作やインナーコミュニケーションをテーマに、皆様のお役に立てるセミナーを開催していきますので、ぜひご参加ください!
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