【社内報のネタ】社内報のファンをつくる箸休め企画9選
社内報を通じてたくさんの従業員の方々に会社の大切な情報を知っていただくためには、社内報として伝えるべき情報を伝えるだけではなく、従業員の方々が興味や関心を持ったり、読んでみたくなったりするお楽しみ企画や箸休め企画を加えることが大切です。
そこで今回は、社内報のファンをつくるネタをご紹介していきます。
安らぎや日常にアクセントをもたらすおすすめの箸休め企画
社内報のファンを拡げたり閲覧頻度を高めたりすることをねらったお楽しみ企画や箸休め企画は、社内コミュニケーションの活性化や従業員の皆さまの仕事に役立つもの、日常の生活を快適にしたり豊かにするもの、読むとほっこりしたり特に何かの役に立つわけではないけれども好奇心をくすぐられたり、日々の忙しさの安らぎやアクセントになるようなものが効果的です。
- ときめく!あがる!気持ちが高まるご当地スイーツ
- わたしは断然〇〇派!社内白熱討論会
- みんなに伝えたい わたしの周りのすごいヤツ
- 何気ないけど気になることを本気で調べてみました
- 最近「ほっこり」したこと
- 今なら笑える&今でも笑えない私の小さな大失敗
- 大人になってわかった仕事に役立つ国語・算数・理科・社会
- 気持ちを高める私のおすすめアレンジ術
- 言い得て妙!〇〇川柳
その他、社内報づくりに役立つ季節ネタはこちらへ
ときめく!あがる!気持ちが高まるご当地スイーツ
従業員の出身地をテーマとするご当地ネタは社内報の人気企画になる傾向があります。また、さまざまな地域に拠点や営業所をかまえている会社では、営業所紹介などで取り入れるこぼれ話の話題として、その地域のおすすめのグルメやお土産などを紹介するネタも人気のひとつ。
そこで、テーマをスイーツに絞り、さまざまな地域のおすすめスイーツや最新スイーツを、全国各地からの投稿を募ったり、地域リレー方式で従業員の出身地のおすすめを募ったりして紹介。
読者の気持ちを明るくやわらげ、職場内のコミュニケーションのネタとして、半ページや4分の1程度のスペースで展開します。
わたしは断然〇〇派!社内白熱討論会
社内報のネタで職場内の会話が弾むと、普段は社内報を読まない人にとって社内報を開くきっかけにもなります。これは、より多くの人に社内報を浸透させる重要な手と言えます。たとえばイヌ派かネコ派か、ラーメンはこってり派かさっぱり派かなど、どちらを選んでも悪くなく、それでいてそれぞれのこだわりを伝えあえるテーマを毎号設定して、社内アンケートで募ります。
1ページ程度で、結果とコメントを紹介します。表紙や裏表紙の企画として取り入れることで、社内報を楽しく親しみやすい印象にすることにも効果的です。
みんなに伝えたい わたしの周りのすごいヤツ
会社には多種多様な特技やすご技を持った人がいらっしゃることが多く、そういった方々を社内報で紹介したいと考えるご担当者もたくさんいらっしゃいます。ただ、そういったネタを社内報に加える一番の壁は、従業員の方々に伝えなければいけない情報がたくさんあるなかで、なぜそのテーマを社内報に取り入れるのかといった理由付けではないでしょうか。
そこでここではこのようなネタを社内報に取り入れている会社の掲載理由をご紹介します。
まずは従業員の多様性を感じる社内報にするための切り口。次に社内コミュニケーションの活性化を目的に、たくさんの従業員を社内報に掲載することを社内報編集一つの目標にして、その目標を達成するための切り口として掲載。最後に、従業員同士の絆を強くするための他己紹介企画の切り口として取り入れるといった理由があげられます。
また、社内報が会社から従業員への連絡ツールではなく、社内コミュニケーションや社員参画型の社内報にするといったねらいから、このようなアイデアを取り入れている社内報は意外と多いです。
気になることを本気で調べてみました
知らなければ気になることはないけれども、知ると気になることを徹底的に調べる企画。なぜ飛行機は飛ぶのか、なぜ人間の目は顔の前面についているのか、言われてみれば確かに不思議と思えることを掘り起こして深掘りして紹介します。
何気ない生活のワンシーンに疑問を持ったり、知的好奇心を活性化したり、紹介したネタがきっかけで職場内のコミュニケーションが増えたりすることが期待できます。
調べるテーマを従業員の皆さまから募って、応募者に代わって社内報担当者が調べるという方法も、従業員の皆さまと社内報担当者との関係構築といった点で有益です。
最近「ほっこり」したこと
従業員の方々はもちろん職場のマネージャークラスからの社内報の強い要望の一つに「ほっこり」できるネタを載せてほしいというものがあります。
確かに社内報はちょっとした息抜きのタイミングや、仕事と仕事の間のわずかの時間に目を通す方が多く、まじめな情報ばかりではなく、息抜きに見合うネタやわずかの間を埋めるネタへの期待が大きいことは想像がつきます。
ただ、ほっこりしたネタと言われても、なかなかアイデアが浮かばないというお悩みは、社内報担当者共通の永遠の悩みでもあります。
そこで企画のタイトルをずばり「ほっこりしたこと」と銘打って、従業員の皆さまから投稿を募るというアイデアはいかがでしょうか?
普段の生活のなかでほっこりしたこと経験は誰もが持っていますが、そのアウトプット先が社内報に組まれていると、ほっこりを感じた瞬間に社内報に投稿してみようと考えていただける機会にもなると思います。
今なら笑える&今でも笑えない私の小さな大失敗
失敗した経験の紹介は社内報のなかでも注目度が高い切り口です。
さすがに取り返しのつかない失敗はネタにはできないのですが、思い出すだけで恥ずかしくなるけれども、ついつい人に話したくなる失敗談は、誰もが持っているネタだと思います。
そこで、失敗を恐れずにチャレンジする風土づくりといった意味からも、お互いに失敗を分かち合いあったり、他の方の失敗から学びをえたりする企画を、日々のがんばりやチャレンジのエネルギーにしていただけるアイデアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
大人になってわかった仕事に役立つ国語・算数・理科・社会
学校で習ったことがものすごく役に立ったと感じたり、子どもの頃にもっとしっかり勉強しておけばよかったと思った経験を持っている人は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで、お互いのノウハウを紹介し合ったり、社内報のネタをきかっけにした家族とのコミュニケーションのネタを社内報に取り入れてみてはいかがでしょうか。
このような企画は「学校で習ったこと」という抽象的なテーマ設定では記事の深みや鋭さが不十分になりますので、あえて国語、算数、理科、社会といった、具体性のある切り方を取り入れることがポイントとなります。
気持ちを高める私のおすすめアレンジ術
朝のワイドショーの小ネタやSNSで人気のアレンジ術を紹介し合う企画を社内報に取り入れます。
単に何かのアレンジテクニックだけを紹介するだけでは、楽しい誌面づくりに留まってしまう可能性がありますので、社内報らしく「気持ちを高める」「モチベーションアップ」と掛け合わせた企画にするなどの工夫をすることをおすすめします。
アレンジの対象はスイーツやスーパーのお惣菜など食に関すること、服装やカバンなどの持ち物にちょっとしたアクセサリーをつけたり、家具にちょい足しするDIYなど。
このアイデアはテーマを幅広く多彩に設定することが継続かつ人気を得るポイントとなります。数回でネタ切れを起こさないようにあらかじめたくさんのテーマを設定しておくことが大切です。
言い得て妙!〇〇川柳
商品や企業のキャンペーンで幅広く普遍的な人気を誇る川柳。有名なものについてはグランプリの発表がその時期の風物詩になるほど、国民的な文化的イベントとも言えます。
社内報でも年に1度募集して掲載したり、役員による審査でランキングを決めて紹介する会社もあったりするのですが、せっかくの人気企画なので小出しにしながら毎回やるのも、読まれる社内報にしたり、社内報への愛着を得る上では有効だと思います。
ただ、毎号の企画にするとマンネリ化したり惰性的になったりしがちですので、毎回テーマを変えて募集することが重要となります。
ですので、他のアイデアでもお伝えしましたが、このような企画を実行に移す際には、まず最初にたくさんのテーマのアイデアを出しておくことがポイントです。途中で立ち枯れすることのないように準備しておくことが、企画の継続と人気企画への成長を図る上で欠かせません。
社内報のファンを作るためには興味を持ってもらえる表紙作りも大切です。表紙作りに関してはこちらへ
まとめ
社内報の小さな連載コラムは意外と多くのファンがつきがちです。内容としても新聞の片隅に載っている四コマ漫画のように、直接何かの役に立つわけではないけれども、ついつい見たり楽しみにしたりするようなものが最適です。
今回はそのような、いわゆる箸休め企画と言われるコラムのアイデアを厳選して9つご紹介しましたが、もし試してみたいとアイデアがありましたら、ぜひご活用ください。
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