Web社内報の制作・運用をサポートするWeb社内報ツール17選
社内報で伝えるべき情報が増えるとともに、働き方の多様化が進み、社内コミュニケーションのカタチが加速度的に変わるなか、Web社内報の充実化や、紙の社内報からWeb社内報へ完全にシフトする会社がますます増えてきています。
そこで今回は、Web社内報の制作や運用を、効果的かつ効率的にサポートしてくれる、主なWeb社内報ツールをお伝えしてまいります。
Web社内報のメリットとデメリット
Web社内報は紙の社内報と比べて、ページ数やページのサイズ、印刷するためのルールや時間、費用などの制限がなく、「いいね」ボタンやコメント欄を設けられるなど、双方向性のある機能が多彩。
閲覧ツールもPCはスマホ、タブレットなど、見る人のさまざまな状況や環境にも対応できるなど、社内広報や社内コミュニケーションに大きな効果が得られる可能性を秘めています。
ただ、ページなどの制限が少なく、機能が多彩で、さまざまな閲覧ツールにも対応が可能だといったWeb社内報の特徴は、大きなメリットである一方で、目的や目指す効果に向けて、何から手をつければ良いのか、何を取り入れることが効果的なのかといったことを決めることが容易ではありません。
さらには時間や労力、費用といった制作コストの有効な活用を、常にコントロールし続けなければならないといったデメリットもあります。
Web社内報ツールでデメリットを解消
そこで必要となってくるものが、Web社内報ツールです。
Web社内報ツールは、単にWeb社内報を作るツールではなく、お伝えしたような、Web社内報のデメリットの解消とメリットの最大化、Web社内報の運用に関して検討しなければならないことをサポートしてくれるツールです。
Web社内報ツールは現在、Web系の会社のほか、社内報制作支援を専門的に行う会社、印刷会社など、さまざまな企業が行い、リリースしていますが、それらはいずれも社内広報や社内コミュニケーションに有効な機能のほか、効率的な運用や記事の制作をサポートしてくれる機能を携えています。
Web社内報ツールの選び方
Web社内報ツールを選ぶ際にはまず、Web社内報で解決したい会社の問題や課題、Web社内報を活用して実現したいことを検討します。
そして、Web社内報の閲覧環境や閲覧する際の制限、閲覧を可能とする人の範囲など、必要な機能について検討します。
さらに、Web社内報を運用するためのWebの基礎知識や、コンテンツの編集や管理をするためのスキル、Web社内報を運用するため時間、労力、予算といったリソースも考慮する必要があります。
Web社内報ツールを選ぶ際の注意点としては、ツールを導入してしまうと、容易に変更することはできないという点。
Web社内報ツールを選ぶ際には、これらの点を踏まえて、自社の社内報に最適なツールなのかをしっかり見極めることが重要です。
安全・安心で快適な運用をサポートするWeb社内報ツール
ここからは、最適なWeb社内報ツールを選ぶために必要なポイントのもとに厳選したWeb社内報ツールについて、主な特徴や機能とともにご紹介してまいります。
また、りえぞん企画では、Web社内報のツール選びはもちろん、Web社内報の導入や、社内報の運用や活用、社内広報、社内コミュニケーション、社内ブランディングに関する、さまざまなお悩みのご相談を受け付けておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
インナーフォース/りえぞん企画株式会社
広報の支援と社内報の制作を起源とするりえぞん企画では、Web社内報の記事制作や運用、社内コミュニケーションの活性化に欠かせない機能やインターフェースを備え、カスタマイズも可能なWeb社内報ツール「インナフォース」で、社内報の担当者さまの社内報制作や社内報に付随する業務をサポート。
また、社内報制作に関する経験が豊富な、社内報の企画・編集・制作の専門スタッフによる記事作成などのサポートを、お客さまに寄り添い、並走しながら行なっています。
https://labo.liaison-kikaku.co.jp/innerforce/b/
OWNEDNEWS/株式会社エンカウント
愛知県と神奈川県で、社内報や広報誌の制作や、Webの企画・開発・制作などを行なっている株式会社エンカウントが提供しているWeb社内報ツール「OWNEDNEWS」。
読者の心理的ハードルを下げ、ユーザーに「楽しんで使ってもらう」ことで、社内コミュニケーションを活性化するといった考え方で開発されたWeb社内報ツール。
複雑な設定を不要としながらも、投稿記事の承認機能や、公開範囲の設定、代理投稿機能など、安全かつ安心して利用したり、運用したりすることができる機能が充実。
rakumoボード/rakumo株式会社
東京とベトナムに拠点を構える株式会社rakumoが開発、提供するrakumoボードは、社内の情報共有・コミュニケーション活性化に活用できる、社内掲示板・社内ポータル・社内報ツール・社内ブログを兼ね備えたツールです。
分かりやすく見やすいインターフェースで、部署やテーマ別に閲覧制限もできるため、必要な人へ必要な情報を伝えることが可能。
TUNAG/株式会社スタメン
愛知と東京に拠点を構える株式会社スタメンのWeb社内報アプリ「TUNAG」は、社内報の運用に適したコンテンツや機能を幅広く網羅。
組織や人事の課題の解決に特化し、社内コミュニケーションの活性化や離職率や定着率の改善に強みを持つWeb社内報のオールインワンツール。
会社の課題に合わせたカスタマイズや、オリジナルのコンテンツの設定が容易にできる。
SOLANOWA/株式会社スカイアーク
東京でWeb開発を手掛ける株式会社スカイアークが開発し、提供するWeb社内報アプリ「SOLANOWA」。
「社員が会社のファンになる」というコンセプトのもと、エンゲージメントが高く、強い組織をつくるためのアプリとして、社内コミュニケーションの課題解決に役立つ豊富な機能を搭載しています。
KYO-YU/株式会社GRAPHIC WAVE
愛知と東京で事業を展開する株式会社GRAPHIC WAVEのクラウドで運用可能な社内向けポータルサイト「KYO-YU」。
社内Wikiや社内マニュアル、社内報といった“社内のヒト”に特化した社内ポータルサイトで、多機能で導入がしやすく、カスタマイズ性のある、初期コスト型の社内ポータル構築サービスです。
社内報アプリ/ウィズワークス株式会社
創業から20年以上にわたり、さまざまな業種・業態・規模の社内報担当者を支援し続けてきたウィズワークス株式会社が開発、提供するWeb社内報ツール。
社内報専門会社が考案した20種類を超えるテンプレートをはじめ、伴走型のサービスを通じて得てきた社内報担当者のお悩みを元に開発された社内報アプリは、Web社内報に欠かせない、さまざまな機能を網羅的に搭載。
Story 社内報/ウォンテッドリー株式会社
ビジネスSNS「Wantedly」の企画・開発・運営するウォンテッドリー株式会社が提供するWeb社内報プラットフォーム「Story 社内報」。
本文と画像がよく映える、洗練されたフォーマットと、いいね機能やコメント機能で、メンバー間の意思疎通を促進。投稿された記事はメールやSlackで社内に自動通知する機能も搭載し、誰が記事を読んだかもわかる仕組みを構築。
WEB MEDIA Z/glassy株式会社
東京、愛知、大阪に拠点を置き、コーポレートブランディングやインナーブランディングの知見を活かしたコミュニケーションツールの開発などを手掛けるglassy株式会社が開発、提供するWeb社内報アプリ「WEB MEDIA Z」。
タイムリーな情報発信ができる「カンタン記事作成」機能をはじめ、分析機能やさまざまなコミュニケーション機能を搭載。
https://www.glassy-co.jp/web-z_lp/
株式会社ジーピーオンラインのweb社内報/株式会社ジーピーオンライン
東京と大阪に拠点を構える株式会社ジーピーオンラインが提供するWeb社内報ツールは、クラウド型ではなく、カスタマイズがしやすい、自社内で管理・運用するオンプレミス型のサービス。
Web社内報のみならず、さまざまなWeb制作や各種開発、AIプロダクトの提供を手掛ける株式会社ジーピーオンラインは、「人とデジタルで“ありがとう”をつくる。」をミッションに掲げ、人を通じた丁寧な対応が特徴です。
ホームページ内にある「Blog」で、Webの活用に役立つ情報も発信しています。
ourly/ourly株式会社
東京に拠点を置き、社内報CMS『ourly(アワリー)』の開発・運用等を行う、ourly株式会社。
社員のエンゲージメントを向上させるインナーコミュニケーションに関するサービス「ourly(アワリー)」は、ourly株式会社のエンゲージメントの課題から生まれたWeb社内報の運用や制作をサポートするサービス。
編集が容易に行えるなど、Web社内報ツールに欠かせない要件に応えるとともに、閲覧や読了率、属性ごとの細かな分析が可能です。
WORKSTORY/株式会社ワークストーリー
東京に拠点を構える株式会社ワークストーリーが開発したエンゲージメントDXアプリ「WORKSTORY」。
通常のWeb社内報機能のほか、クレドの定期自動配信や、さまざまなコンテンツの制作の効率化が期待できる多彩なフォーマット、大切な連絡事項をファーストビューに表示させる機能など、エンゲージメントの向上に欠かせない機能が用意されています。
ザ社内報/株式会社スマートメディア
東京に拠点を置く、メディア事業を主軸に、オウンドメディアの運営や動画制作、インフルエンサーキャスティングなど、Webを用いたマーケティングサービスを幅広く提供する株式会社スマートメディアが運営するWeb社内報サービス「ザ社内報」。
ブログのような感覚で記事の投稿ができるほか、Web社内報に欠かせない双方向機能や、アプリによるプッシュ通知機能などを搭載しています。
TSUTAERU/株式会社サイト・パブリス
東京、福岡に拠点を構える株式会社サイト・パブリスが提供するWeb社内報クラウドサービス「TSUTAERU」。
「導入のしやすさ」「運用のしやすさ」はもちろん、ウェブサイトの編集したい部分をクリックして、テキストや画像を変更できるなど、直感的な操作で編集を可能とする、自社開発CMS「SITE PUBLIS Connect」の技術をベースに開発されたWeb社内報ツールです。
直感的な操作が可能で、初心者でも簡単に編集できるほか、Web社内報の制作や運用に欠かせない機能が充実しています。
https://www.sitepublis.co.jp/service#anchor02
ディスカバリーズ エンゲージ/ディスカバリーズ株式会社
東京に拠点を構え、さまざまなクラウドサービスでソリューションを提供するディスカバリーズ株式会社の「ディスカバリーズ エンゲージ」は、Web社内報にも有効に活用できる、従業員エンゲージメントを向上させるプラットフォーム。
セルフメンテナンス式の従業員プロフィールサービス「People」、ナレッジやニュースを社内SNSで簡単に共有できる「Story」、誰もが簡単にイベント公開・運営でき、参加申し込みなどの業務を効率化する「Meet Up」の3つの特徴的な機能を備えています。
https://engauge.discoveries.co.jp/
BeMat® のWeb社内報/株式会社KIS
熊本に本社を置き、東京でも展開する株式会社KIS。
株式会社KISが提供するBeMat®は、「SFA」「ワークフロー」「Web社内報」などの様々なオプションとシームレスに連携するクラウドサービス。IDロック機能やパスワード桁数、有効期限の設定、アクセス制限、アクセスログ管理など、セキュリティも充実しています。
株式会社プロジェクト・モード
神奈川県川崎市に拠点を構え、スマホアプリ、Webサービスの企画・開発を行っている株式会社プロジェクト・モードは、Web社内報としても利用できる社内wikiツール「NotePM」を展開。
NotePMは、誰でも簡単に、見やすい形式の記事作成が可能で、画像編集や動画共有にも対応しています。
まとめ
Web社内報づくりをサポートしてくれるWeb社内報ツールは、社内報に向けられる課題や、セキュリティなど、Webならではの課題に対応するために、日々進化し続けることが求められています。
そして、社内広報や社内コミュニケーションのあり方もまた、加速する社会の変化や働き方の変化、働く人たちの価値観の変化に伴って、日々の進化が求められます。
Web社内報ツールを選ぶ際には、ツールの機能性はもちろん、社会の変化や経営の動き、そして社内報のご担当者の社内報やWebに関する知識やスキルなども含めた複合的な観点で、最適なものを選ぶことをお勧めします。
関連記事
-
社内報など、モノづくりに必要なスキルは、発想するスキル、集約するスキル、意欲を得るスキルの ...
-
社内報づくりにおいて、各省庁が発信している情報やツールが非常に有効だということをご存知でし ...
-
はじめて社内報を担当することになった皆さんへ。 「シリーズ はじめての社内報制作」は、皆さ ...
-
テレワーク時代の社内報の作り方 Vol.01 インタビュー・撮影時の注意点
テレワーク(在宅勤務やサテライトオフィス勤務、モバイル勤務など)がすっかり定着した感のある ...
-
ストックフォトとは、商業利用されることを前提として販売・レンタルされている写真や画像などの ...