社内報コラム

見られる!読まれる!WEB社内報の成功事例21選

見られる!読まれる!WEB社内報の成功事例21選

WEB社内報を立ち上げたり、紙の社内報を取りやめてWEBだけにシフトする会社が増えるなかで、WEB社内報を見てもらえていないといったお悩みやご相談を受けることが急増しています。

そこで今回の記事では、そのようなお悩みをお持ちの社内報のご担当者さまに、見られるWEB社内報の成功事例をお伝えします。

納得のポイントや意外なポイント、理由はわからないけれども効果があったポイント、言われてみると確かにそうだと思えるポイントなどを一気にご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

見られる理由や根拠がはっきりしない成功事例もある!

たくさんの従業員の方々に見られたり、読まれたりするWEB社内報にはいくつかの共通点があります。

その、いくつかの共通点の多くは、見られたり、読まれたりする理由や根拠が明確ではないものも少なくありません。

また、これらの共通点のすべてが網羅されなければいけないというものではなく、実際には、お伝えする共通点のいくつか、あるいは一つを取り入れただけで、これまでは限られた人しか見ていなかったWEB社内報が、ある日突然、見られるようになったり、読まれるようになったという例もあります。

見られる!読まれる!WEB社内報にする21のポイント

では早速、見られているWEB社内報や読まれているWEBの共通点をご紹介してまいります。

1. たくさんの人の顔や仕事を知ることができる
2. いろいろな人の働いている様子を見ることができる
3. 社長のメッセージやブログの更新頻度が高い
4. 部門や拠点の有名人が紹介されている
5. 週に2〜3件の頻度で記事がアップされている
6. 更新情報が定期的にメールなどで届けられている
7. 長めの記事には小見出しがテンポよく配置されている
8. ほとんどの記事が3分以内で読める文字数になっている
9. 注目記事やオススメの記事がわかりやすく示されている
10. 長めの記事にはリード文や記事のポイントが記されている
11. サムネイルを見るだけでどんな記事か想像することができる
12. 部署のニュースや取り組みを投稿できる場所や仕組みがある
13. 情報を読者目線で紐解いていく編集を取り入れている
14. 編集者から語りかけるような書き振りのコンテンツがある
15. 特集などの記事には取材後記や編集後記を載せている
16. 編集者や投稿者の名前とプロフィールが記されている
17. 取材の様子や編集の裏側なども記事にしている
18. 読むツールではなく参加できるツールになっている
19. みんなで作っているサイトだといった雰囲気がある
20. 見た目も手作りっぽさが感じられデザインになっている
21. 閲覧データの定期的な検証をもとに仮説を立てて運用している

1. たくさんの人の顔や仕事を知ることができる

これは紙の社内報でも見られたり、読まれたりする必須のポイントですが、WEB社内報もやはり、たくさんの人の顔を見ることができたり、仕事を知ることができる社内報は、見られたり、読まれたりする傾向があります。

2.いろいろな人の働いている様子を見ることができる

社内報に対する従業員の皆さまの期待の一つに、いろんな人の働く姿を見たいということがあるようです。短めの記事で構いませんので(むしろ短めの記事の方が効果的)、働く人の姿を見せる記事をたくさん掲載することができるコーナーを設けてみてはいかがでしょうか?

3.社長のメッセージやブログの更新頻度が高い

どの会社でも、社長メッセージの閲覧率は高い傾向にあります。また、多くの会社が取り入れていますが、社長が高頻度で従業員にフランクに語りかけたり、想いや気づきを共有するブログがあることも、読まれるWEB社内報の特徴となっています。

4.部門や拠点の有名人が紹介されている

注目を集める有名社員が部門や拠点ごとに必ず一人はいますが、そういった方々の仕事ぶりやプライベートを紹介する記事は、強い集客力があります。ただ、あくまでも集客力ですので、その記事から他の記事への遷移を図る策を併せて検討することをお勧めします。

5.週に2〜3件の頻度で記事がアップされている

更新頻度による閲覧率の向上への効果は、会社の業態や文化によってさまざまですが、

いずれの場合でも、週に2〜3件程度の更新があるWEB社内報が、比較的よく見られたり、読まれたりしている傾向にあり、この点もWEB社内報を成功につながる大きな要因だと考えられます。

6.更新情報が定期的にメールなどで届けられている

ご認識の通り、紙の社内報とは異なり、WEB社内報は「見よう」と思うきっかけがないと、忙しい従業員の方々には見ていただけません。そこで、ほとんどの会社では全社メールで、従業員の方に更新情報をPRするとともに、それを定期的に行うことで、WEB社内報閲覧の習慣化に尽力されています。

7.長めの記事には小見出しがテンポよく配置されている

記事を開いたときに長い文章が綴られていると、読むことに大きな負担を感じます。

小見出しは、読者に読む負担を感じさせないようにしたり、読まれるWEB社内報にするために欠かせない要素と言えます。

また、WEB社内報の場合は、紙の社内報よりも一文(センテンス)を短く小刻みにつないでパラグラフを作り、3〜5個のパラグラフに小見出しをつけることをお勧めします。

8.ほとんどの記事が3分以内で読める文字数になっている

文章量が多い記事は、読む側の視点で見ると、大きな負担を感じるものとなってしまいます。

もちろん、特集や社長メッセージなどは、ある程度の長さが必要となりますが、それ以外の記事の文章は、ポイントを絞ってできるだけ短くすることが、見られたり、読まれたりするWEB社内報にするためには欠かせないポイントとなります。

9.注目記事やオススメの記事がわかりやすく示されている

さまざまな記事が見やすく配置されているだけのWEB社内報は、目玉商品や注目のアイテムがアピールされていないお店のようなもの。見られたり、読まれたりするWEB社内報は、これが注目記事ですよ、お勧めの記事ですよ、必読の記事ですよと、読者をエスコートしてくれるような見せ方になっている点が特徴的です。

10.長めの記事にはリード文や記事のポイントが記されている

サイトの見せ方だけではなく、記事もエスコートしてくれるような作り方になっていることも大切です。その最も重要な要素がリード文。特に特集のような文章が長くなる記事は、この記事は何を伝えていて、どのようなことが要点なのかを、記事の冒頭に入れるリード文できっちり端的に示して、読者を本文に誘うことをお勧めします。

11.サムネイルを見るだけでどんな記事か想像することができる

記事が読まれるか否かの勝負は0.0何秒といった一瞬。忙しい従業員の皆さまには、サムネイルの写真を見て、その下にある見出しを見て、何の記事かをイメージして・・・といった悠長な時間はありません。会話の「つかみ」であるサムネイルは、WEB社内報を成功させるための、極めて大きな勝負どころと心がけて取り組むことが重要です。

12.部署のニュースや取り組みを語れる掲示板としての認知を作る

部署からの連絡事項等はイントラネットのポータルで伝えられることが多いと思います。ただ、そのスペースが「語れる」場所ではないとされている場合は、WEB社内報はさまざまな部署が「語れる」場所としての認知を作り、投稿を促すことが効果的。見られたり、読まれたりすることはもちろん、コミュニケーションの活性化ツールとして、WEB社内報の価値も高まります。

13.情報を読者目線で紐解いていく編集を取り入れている

見られたり、読まれたりするWEB社内報の特徴として、「知らしめる」といったニュアンスがなく、読者の目線で記されている点が挙げられます。その代表的な編集方法がQ&A。読者の目線で疑問を小見出しにして、それに返答するカタチで編んでいくといった方法が、見られたり、読まれたりすることはもちろん、読者の理解や共感となり、WEB社内報への期待が高まると考えられます。

14.読者と会話するような書き振りのコンテンツがある

WEB社内報は紙の社内報のような読み応えのあるビジネス誌のような記事よりも、カルチャー誌や主婦向けの情報誌のコラム記事で見られる、読者と会話するような書き振りの方がよく読まれて、「いいね」などの反応が増える傾向があります。

15.特集などの記事には取材後記や編集後記を載せている

読者と会話するような書き振りが難しい特集やメッセージ系の記事も、取材後記や編集後記を加えて、そこで読者と会話したり、取材や編集を通して感じたことを記すと、たくさんの方に読まれたり、共感していただけたりといった効果が見られます。

16.編集者や投稿者の名前とプロフィールが記されている

読者と会話するような書き振りや編集後記と同じように、あるいは野菜や果物の「生産者さんの声」のように、記事を作った人がわかる方が読まれる可能性が高くなる傾向があります。

17.取材の様子や編集の裏側なども記事にしている

テレビ番組やYouTubeなどでも、裏側を見せたり、密着して紹介するコンテンツは人気のようですが、WEB社内報も人気のコンテンツとなる傾向があります。社長インタビューやプロジェクトなどを紹介する記事などで、その記事の最後、あるいは別立ての記事で、その裏側を紹介したり、取材の合間にスマホで動画を撮影しておいて掲載するといった工夫も効果的です。

18.読むツールではなく参加できるツールになっている

WEB社内報は従業員同士が部署や拠点の垣根を越えてコミュニケーションしたり、関わり合ったりして、つながることができるツールです。

そのような場として成功しているWEB社内報の閲覧率は非常に高い傾向にあります。

そうするためにはまず、コメント機能などを活用して、誰もが参加できるコンテンツを設けることが効果的です。

19.みんなで作っているサイトだといった雰囲気がある

ツールそのものがプロモーション機能を備えている紙の社内報とは異なり、WEB社内報は記事という商品を陳列するお店のようなツールです。そのため、全社メールで記事をプロモーションすることはもちろんですが、WEB社内報が何のツールなのかの認知づくり、つまりブランディングをしていくことも大切。そして、見られたり、読まれたりするツールにするためには、参加できるツールにすることに加えて、みんなで作っているツールだとの認知や雰囲気を生み出すことも重要です。

20.見た目に手作りっぽさが感じられデザインになっている

WEB社内報のデザインを考えるときに、作り手としてはついつい小綺麗でかっこよいものにしたいと考えてしまいがちですが、見られたり、読まれたりしている、成功しているWEB社内報は、どちらかというと親しみやすい印象や、元気な雰囲気が感じられるものが多い傾向があります。

21.閲覧データを定期的に正しく検証して運用している

ここまでご紹介してきましたWEB社内報の成功事例はいずれも、閲覧データを通して仮説を立てて実践し、その仮説が有効か否かを閲覧データで検証するといった、WEB社内報を成功させるために取り組まれてきた会社の社内報のご担当者さまの、地道なPDCAによって開拓・開発されたメソッドです。

つまり、見られる、読まれるWEB社内報に向けた、最も重要なポイント、あるいは唯一の秘訣は、PDCAを正しくサイクルさせることです。

まとめ

WEB社内報は、冊子版の社内報よりも効果的な情報を得ることが容易ではないなか、社内報のご担当者さまの多くは、暗中模索を繰り返されています。りえぞん企画では、そういったお客さまと連携し、一丸となってPDCAを繰り返し、少しずつですが結果を出すまでに至っています。

本日お伝えした内容は、そのような道のりを経て得た、WEB社内報の成功への、断片的な結晶だと考えています。

もちろんこれらの事例は、全ての会社のWEB社内報を成功に導くことを約束するものではありません。ただ、まだ実践されていない方にとっては、お伝えしたWEB社内報の成功事例を「仮説」だと捉え、実践していただき、その効果を検証したり、改善したりして、オリジナルな成功を手にしていただけると嬉しく思います。

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