社内報のインタビューの目的・質問事項
社内報の鉄板コンテンツともいえるインタビュー記事。
社内報のインタビューを受けたことがある人や、実際に広報担当としてインタビューを行ったことがある人もいるのではないのでしょうか?
ここでは、社内報のインタビューの目的、質問したい事柄、必要なもの・ことを紹介。
初めて社内報のインタビューを行う方を中心に、ぜひインタビューを成功させるためにもご一読ください。
社内報でインタビューを扱う目的
社内報でインタビューを扱う目的として、まず挙げられるのが社員のモチベーションアップです。
日頃一生懸命成果を上げている社員でも、なかなかスポットライトを浴びる機会はありません。
「いつもありがとう」「頑張っているね」といった声かけはもらえたとしても、ときには「自分は何のために働いているのだろう」などと思うこともあるでしょう。
社内報のインタビューでは、その個人がなぜその会社を選んだのか、どのような思いを持って働いているのか、今までで一番印象的だったエピソードなどさまざまな質問を行います。
改めて自分の仕事内容や成果などを聞かれて、会社や仕事に対する思いや考えを振り返るいい機会になるでしょう。
また社内報に掲載された記事を見て、改めて「すごいね」「こんなことをしていたんだね」「君の考えに共感したよ」などのコメントをもらうこともあるかもしれません。
上司など身近な人にしか知られていなかったその人の成果や実績が、ほかの社員にまで伝わることによって、改めて「一生懸命頑張ろう」「このために自分はこの仕事をしているんだ」などといった思いが湧くのではないでしょうか。
社内報のインタビューを通じて、他部署の人の存在やその部署・セクションがどのような仕事をしているのか、改めて知ることができたという人もいます。
今までは自分とはあまり関係のない部署や人だと思っていたかもしれませんが、社内報を通じて知ることで、「今度こんな風に協業できるかもしれない」「これについてのアドバイスはあの人に聞こう」といった考えに結びつくこともあります。
また単純に、社内報に掲載されていた文章を読んで「自分もここを真似しよう」「へぇ、こんなこと知らなかった」など新たな知見を取り入れ、行動などを変える人もいるでしょう。
どのようなことを聞くか
社内報のインタビューではどのようなことを聞くべきか、についてお伝えします。
1.仕事内容
まずインタビューを受ける社員の仕事内容を聞きましょう。
今関わっているプロジェクトや過去の実績、一番大変だった事柄、ふだん仕事をするうえで気をつけていることなど、改めて色々な角度から質問してみます。
聞き手側も「こんな仕事をしているんだ」など新たな発見があるでしょうし、聞かれた側も自分の仕事について改めて話すことで、「自分の仕事にはこういったことが大事だ」などと思いを新たにするかもしれません。
とくに大会社となると、社内の人でも隣のテーブルの人はどんな仕事をしているのか分からない、といったことは日常茶飯事です。
社員同士の距離を埋めるためにも、まずこの人はどのような仕事をしているのか、しっかり聞き取りしましょう。
2.会社について
仕事内容だけでなく、ぜひこの機会を使って会社についても色々聞いてみましょう。
なぜこの会社に入社しようと思ったのか、実際に入社して思ったこと、数年働いて思う会社の長所・短所……。
仕事内容だけでなく、会社に対しても、思いを新たにしてもらうきっかけになるかもしれません。
近年は社内報を採用ツールとして就職活動中の学生に配布する会社もあります。
その場合、これから入社するかもしれない学生に対して、この会社はどういう会社なのか、間接的に説明することになります。
3.プライベートについて
会社や仕事の話ばかりではあまり面白い社内報になりません。
肩の力をぬいて読んでもらうためにも、小ネタを挟むといいでしょう。
例えば、趣味や最近ハマっているものなどマイブームについて。
「この人、こんなものが好きなんだ」と知ってもらうことで社員同士のコミュニケーションが円滑になるかもしれません。
とくに上司など仕事に厳しい年配の方は自分の新たな一面を見せる機会になるかもしれませんし、新入社員は社内報で伝えた趣味やマイブームがきっかけとなって、社内に親しい先輩や同僚ができるかもしれません。
社員のコミュニケーションを活性化するためにも、ぜひその時々のトレンドやイベント・行事など、ちょっとした季節もののネタなども取り入れていきましょう。
準備すべきもの・こと
社内報のインタビューをする前に準備しておきたいもの・ことを紹介します。
1.インタビューシート(ヒアリングシート)
何も事前に用意せず、ぶっつけ本番でインタビューをしてはなりません。
どのようなインタビューにするのか。
目的から逆算して、適切な質問内容を事前に準備し、メモなどに記しておきましょう。
インタビューシートは、事前にインタビュイーに送付しておくと、聞かれる側も「このような質問がされるんだ」と心づもりができるかもしれません。
当日はもちろんシートの内容を確認するのはOKですが、あまりシートばかりじろじろ見ているのはNG。
ある程度シートの内容を頭の中に入れておいて、話しやすいよう相手の様子を見ながら質問を重ねるようにしましょう。
社内報のインタビューでメモを取るコツについてはこちらへ
2.カメラ
写真撮影を行うのであればカメラも必要です。
写真撮影の際も、どのようなイメージで写真を撮りたいのか、事前に考えておきましょう。
撮影の際は、場所も重要。
明るい場所で、服と同系色の背景にならないよう気をつけることが大事です。
またスマホでもデジカメでも充電不足になってないか、前日に確認することを忘れずに!
3.ボイスレコーダー
インタビューの内容はボイスレコーダーを使って、録音しましょう。
ボイスレコーダーを使って内容を記録しておけば、あとから聞き返せるので、重要なポイントを忘れてしまった際も、もう一度問い合わせる手間も省けます。
ボイスレコーダーがベストですが、手に入らないときはスマートフォンのアプリを活用するのも一つの方法です。
ただし、スマートフォンはインタビュー中、ちょっとした調べ物をしたいときなどに活用するかもしれないので、できればボイスレコーダーを用意しましょう。
社内報のインタビューで社員のやる気をアップさせよう
社内報のインタビューについてお伝えしました。
インタビューは社内報のなかでもメインになるコンテンツの一つ。
読者だけでなく、インタビュイーに満足してもらうためにも、上手く行いたいですよね。
社内報のインタビューを成功させるには、事前準備が欠かせません。
目的から逆算して、どのような質問をしていくべきか。
しっかり考えてから、当日に臨むようにしましょう。
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