漫画を社内コミュニケーションに活用するメリットとは? 事例もご紹介
最近、TwitterやInstagram、Facebook、YouTubeに漫画を使った広告が増えたな…ということはないでしょうか。
実は社内報やマニュアルといった社内コミュニケーションにおいても、漫画を使ったコミュニケーションが増えてきているのはご存知でしょうか。
漫画を活用するメリット
漫画は見られやすく、伝わりやすい
漫画のメリットとして、まず最初にあげられるのが「見られやすく、伝わりやすいコンテンツである」ということです。
このことをよくあらわす実際の事例をご紹介します。
事例 漫画を使ったバナーの効果
「密旅プロジェクト」という漫画を通じて、お遍路やご当地グルメについて発信し、観光誘致につなげるプロジェクトの中で、実写のバナーと漫画バナーでTwitter上でABテストを行いました。
その結果、通常バナーのエンゲージメント率(※)は2.6%だったのに対し、漫画バナーのエンゲージメント率は24.51%と、漫画バナーが10倍以上の数値を記録しました。
漫画には、これまで見られていなかったものを見てもらいやすくする効果があることを実感いただけるのではないでしょうか。
これは広告の事例ですが、インナーコミュニケーションにおいても漫画を利用することで伝わりやすいコミュニケーションが可能だと言えるでしょう。
表現の幅が広がる
実際にはありえないようなことでも表現できることも漫画のメリットのひとつです。たとえば過去の出来事や写真しか残っていないものも、漫画でならいきいきと蘇らせることができますし、未来についても文字や写真では表現できないことを漫画としてなら違和感なく伝えられるでしょう。
親しみやすさにつながる
実在の人物やモノを、キャラクター化したり擬人化することも漫画ならではの表現のひとつです。
たとえば社内に発信する場合、担当者からのお知らせ、だけだと固く見えますが、キャラクターを設定して代わりに話をさせることで、見られやすく、やわらかい表現で伝えられることもメリットと言えます。
※エンゲージメント率:投稿に対していいね!やリツイート、画像クリックなどのリアクションがあった割合
広がりを見せる漫画活用事例
では、企業コミュニケーションに漫画を活用する事例についてご紹介します。
歴史・未来を伝えることができる漫画は社内報にピッタリ!
漫画は写真などの資料さえあればキャラクターを動かして現地の様子を描くことが可能です。コロナ禍において現地取材が難しいなかでも、いきいきと現場の雰囲気を伝える方法のひとつとして非常に有効なのです。
また、周年事業のタイミングで創業時のストーリーを伝えたり、中期経営計画を社員に浸透させるために過去、未来を描いて伝えたり、資料でしか分からない歴史や未来を具体的にイメージさせる際に漫画は非常に有効なツールだといえます。
たとえば、漫画ならではの表現として、主人公の考えをモノローグで伝えることも可能なため、創業者の思いを会社のメッセージとして伝えるといった表現も可能です。
採用で漫画を使用したら、2倍以上の効果が!採用漫画の事例をご紹介
最近では、新卒採用に漫画を活用する事例も増えています。
漫画プロモーション制作会社である株式会社フーモアの事例ご紹介します。フーモアでは新卒採用のスカウトメールを送る際、通常27%の返信率だったところ、採用漫画を活用したことで返信率が58%まで向上しました。
これは、漫画を使ったから返信率が上がったのでなく、漫画で採用課題を解決できたことで返信率の伸びにつながりました。
フーモアでは漫画プロモーションだけでなく、ゲームイラストやIPタイアッププロモーションなど多岐にわたる事業領域を持っているため、一言で学生に「何の会社なのか」が伝わらないというのが悩みでした。そこで、採用漫画ではそれぞれの事業部で必要なスキル、身に着けるスキルを漫画的な表現でコミカルに伝えたのです。実際に入社した社員にも事業内容の理解が深まったと評判のコンテンツでした。
また、学生に対して行ったアンケートでは、93%が志望している会社の漫画を読みたいと答えています。それだけではなく、72%の学生が志望していない会社でも漫画を読みたいと答えています。
(株式会社フーモア調べ)
特に学生が理解しづらいBtoB企業や、ベンチャー企業などは、漫画を使った採用で魅力を伝えることが採用活動の成功につながります。
合同説明会などのイベントが行われにくくなった今こそ、求職者自らが情報をインプットしてくれる採用漫画を活用してみてはいかがでしょうか。
参考:【就活生向け】採用マンガが完成しました!
https://note.com/whomor2020/n/n91b8ad3a4aea
インナーコミュニケーションで漫画を活用するポイント
漫画は、作ることが目的ではなく、漫画で課題解決をすることが重要です。
たとえば、会社としてのメッセージが全社に伝わらないというお悩みの場合、ただ漫画を作れば良いかというと、そうではありません。
何を伝えたいのかをしっかり整理して、漫画で表現するメッセージとポイントをおさえて制作することが重要です。読者である社員に漫画を見てどう思ってほしいのか、「ねらい」や「読後感」がなければ、伝わらない漫画になってしまいます。
また、漫画を作れば終わりではなく、いかに社員に目にしてもらうかも重要です。社員の環境によっては、ホームページに掲載するのではなく冊子に印刷して全社員に配った方がより目にしてもらえる場合もあるでしょうし、あるいはその逆もあるかもしれません。自社の環境に最適な媒体で発信することも大切です。
そのほか、漫画を活用してアクションにつなげるシーンとしては、イントラ上でイラストを使ったクイズにして解答を促したり、eラーニングで使用するために漫画のコマ送り動画を制作したりすることも可能です。
漫画だからこそ伝わる、というのは非常に重要な利点ですが、もっと手に取ってほしい、もっと理解してほしい、通年使えるものにしたい、など目的に対して漫画の利点でどのように解決するのかという要件定義が重要なのです。
読後感を意識した社内報作成のコツについてはこちらへ
まとめ
インナーコミュニケーションに漫画を活用する場合、漫画を作ることを目的とするのではなく、「読んだ人にどう思ってほしいか」が重要です。
漫画だから伝わるだろう、ではなく、何を伝えたいかを考えたときに、その内容がより分かりやすく伝わる手段として漫画が最適である場合にぜひ、漫画の活用を考えてみてください。
もし漫画制作に迷ったら
漫画制作の方法として、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングを利用して制作するパターンと、漫画制作のプロフェッショナルにお願いする2つのパターンがあります。
株式会社フーモアでは、BtoCのプロモーションはもちろん、社内報や採用、マニュアルや研修ツールなどで漫画コンテンツを数多く制作しています。
漫画を活用したインナーコミュニケーションの事例からご紹介いたしますのでご相談ください。
株式会社フーモア
担当者 漫画事業部 森園竜也
http://manga.whomor.com/lp/
TEL:03-6228-4310
問い合わせ先:info@whomor.com
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