Web版社内報 「いいね!」「コメント」の活性化アイデア9選
双方向性を期待してWeb版の社内報に「いいね!」や「コメント」機能をつけたけれども、なかなか活用してもらえないといったお悩みをよく聞きます。
そこで今回の記事ではWeb版の社内報で、いいね!やコメント機能を活性化させるコンテンツのアイデアやネタを9つ厳選してお伝えします。
いいね!やコメント機能で社内コミュニケーションの活性化させる
社内コミュニケーションの活性化を図る上で、Web版の社内報の魅力は何といっても、双方向性だと言えます。
特に「いいね!」機能や「コメント」機能は、双方向性の代表的な機能です。
ところが、これらの機能は備わっているけれども、あまり使われていないので活性化させたいといったご要望や、この機能を使うことを、社内の文化として浸透や定着させて、社内コミュニケーションの活性化を図りたいというお声をよく聞きます。
そこで、各社のWeb版社内報で、いいね!やコメントが、他のコンテンツよりも2倍以上の数が得られているアイデアを3つのカテゴリーに分けて、合計9つご紹介します。
いいね!獲得数の多いコンテンツアイデア3選
以下の3つのアイデアは、主に「いいね!」の反応が良いコンテンツです。
これらのアイデアは、理解を促すようなコンテンツではなく、あまり深く考えずに、気軽に「いいね!」を押してしまうような、さらっと読めるものだったり、この人っていいですよね!といった建付けのアイデアとなっています。
先輩たちの失敗体験
このアイデアは、管理職クラスまたは中堅クラスの従業員の皆さまに、主に若手の頃の失敗と、失敗からの学びや気づき、失敗をきっかけにした改善などを共有するコンテンツです。
主に若手メンバーをターゲットにして、失敗しても良いんだよといった、カジュアルな文章表現で、見栄えもカジュアルな印象にすると効果的。
内容としては、どのような失敗をして、どうリカバーしたかを語っていただきます。
そして最後に、「学びや気づき、仕事を進める上でのヒントが得られた方は、♥ボタンのクリック、コメントをお願いします。」と記す。
みんなのおすすめ健康法
これは健康を促進する企画で、従業員が取り組んでいる健康法を投稿していただくコンテンツのアイデアです。
ポイントは、投稿していただくだけではなく、投稿された健康法を、健康推進チームや産業医の方に見ていただき、その効果やオススメポイントを解説していただきます。
見せ方としては、写真をたくさん載せて、みんなが試しやすいようにすることがコツ。
記事の最後に「やってみた方はぜひコメントをお願いします」と記して、コメントを促すと、いいね!やコメントがたくさん得られることが期待できます。
「健康」をテーマにした社内報のネタについてはこちらへ
輝いている人
仕事はもちろんですが、仕事外の取り組みでも、素晴らしい結果を残したり、頑張り続けている人を、自薦・他薦で募集し、応募された方や推薦された方をインタビューで深掘りして紹介します。
見せ方のコツは、キャッチーなタイトルと、出ていただく方の魅力を引き立てる切り口で、毎回同じ流れで紹介すること。このような「お約束」編集にすることで、読む方の期待を裏切らず、コンテンツに対するファンを増やし続けていくことがポイントです。
さらに、「この方に応援メッセージをお願いします!」といった一文を、記事の最後につけてコメントやいいね!を促します。
もちろん、記事の最後には「あなたの近くの輝いている人を紹介してください!」と推薦をお願する一言をつけることもお忘れなく。
コメント数が増えるコンテンツ3選
以下の3つのアイデアは、他よりもコメント数が多いコンテンツです。
どのアイデアも人に焦点をあてたコンテンツですが、これらのコンテンツは、「相変わらずがんばっていますね!」や、「久しぶりに顔を見ることができて良かった」など、掲載された方へのあいさつや語り掛けのようなコメントが多く見られるのが特徴です。
ありがとうの数珠つなぎ
かつての上司や先輩、同僚、後輩、部下、部署を超えた連携でお世話になった方などに感謝を伝えていただき、つないでいく企画。
その内容は、登場していただく方に、感謝を伝える相手への感謝の想いと、その方との仕事やプライベートでのエピソードを紹介していただくといったもの。
そして、感謝された方に次の登場者になっていただき、つないでいきます。
できるだけたくさんの方に見ていただいたり、載る方の負担にならないように、記事を短めにすることがポイント。こうすることで、仕事の合間や移動中、休憩中のわずかな時間に見ていただけて、その結果、いいね!やコメント数も増えていきます。
外部出向者紹介
最近はオープンイノベーションなどの取り組みが増えたことにより、外部に出向したり、一時的に出向いて働かれている方が増えています。
こういった方々に出ていただき、今の仕事の内容や取り組んでいること、外部の方との関わりの中で感じる自社のことや想いを語っていただきます。
編集のポイントは自分語りではなく、地の文で綴るドキュメンタリー調の書きぶりで、その方を瑞々しく伝えます。
こういった編集をすることによって、出向先などで頑張っている姿を客観的に見ることができるからなのか、登場者を応援するコメントが増える傾向にあります。
社内の有名人調査
これは先にご紹介した「輝いている人」コンテンツと近しいアイデアなのですが、違いとしては、高度な技術を持つベテラン社員や、なぜか製造所内で人気のある人、何かあればこの方が登場といった人、決して目立っているわけではないけれども気になる人など、そのエリアで働いている人なら部署は違えども、誰もが知っているという方を紹介するアイデアです。
こういった方の記事は、そのエリアで働く方たちからの支持が大きく、コメント欄も盛り上がりがち。
コメントやいいね!だけではなく、コンテンツとしてもPVが多くなる傾向にありますので、Web版社内報の活性化に向けても、非常に効果的なアイデアだと言えます。
コメント機能を活用するコンテンツ
このコンテンツのアイデアは、先にご紹介した6つのアイデアとは異なり、企画としてコメント機能を活用するものです。
みんなの川柳
記事では川柳のお題とお題の趣旨、投稿方法を説明します。そして、参加者はコメント機能で投稿していただきます。
この企画は主に、ある程度高い年齢層の方の間で人気になりがちな企画のため、若手よりもWebの機能をあまり使わない方にも、コメント機能に親しんでいただくことが期待できるアイデアです。
社内コミュニケーションを活性化することにチカラを入れられている会社では、優れた作品を社長が選んで景品を授与するといったケースもあるほどですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
教えて!先輩
インターネットの一般的なコンテンツでもある、素朴な疑問を投げかけて、知っている方や詳しい方が答える企画。
記事としては素朴な疑問を投稿していただいて、それを一つの記事として扱います。そして、その疑問に対してコメント欄を用いて、答えやアドバイスを投稿していただきます。
この企画は、企画そのものが部署や立場の垣根を超えたコミュニケーションを生み出すものとなるため、冊子版の社内報に取り入れておられる会社も多いのですが、ぜひWeb版の社内報でも実践されることをおすすめします。
あなたはどっち?
「あなたはネコ派?それともイヌ派?」のように、二者択一で好きなものやこだわりなどを、コメント機能を用いて回答していただく、SNSによるキャンペーンなどでもよく用いられる、イベント型のコンテンツ。
最近では社内イベントが少なくなったり、働き方が多様化するなかで、社内で人と人とが顔を合わせることが少なくなるなかで、eスポーツでオンライン運動会を開いたり、オンラインで表彰イベントを行われる会社が増えていますが、そこまで大きなものではなく、Web版の社内報のなかでできる、誰もが簡単に参加できるイベント型のコンテンツは、社内の一体感づくりといった効果も期待できると思います。
まとめ
Web版の社内報はこのような双方向機能のほか、動画や社内SNSの活用はもちろん、ARやメタバースなどのような、これまでにはなかったバーチャルな体験やコミュニケーションの機会が次々に生み出されています。
社内報ラボでは、そういった新しいテクノロジーについても取り上げながら、皆さまの社内報づくりや社内報の進化をサポートしてまいります。
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