社長ブログ

2023/05/16

実験的な試み

実験的な試み

このところ目にしない日や、聞くことのない日は無いとも言える生成AIの存在は、私たちのようなコンテンツを産み出すような業界にとって当然他人事ではない。生成AIの出現によって大きな脅威を感じる一方で、新しい技術から逃げずに共存することが、今後の発展につながると考えている。むしろ、そのAIが生成するコンテンツのクオリティを見れば、この大きなうねりに抵抗することなどできないのかも、というのが本当かも知れない。

生成AIによって自動生成されたコンテンツには、人間が生み出すことが難しいほどの効率性や多様性がある。その反面、人間が持つ創造性や感性といった要素を完全に取り入れることはできないとも言える。つまり、AIができることと人間ができることは異なるということ。この理解をベースにすれば、AIの能力を最大限に活用し、それを人間が補完することで、より高度なコンテンツをアウトプットできる、とも言えまいか。こうして書いていて何だが、AIが主で人間が従という関係に違和感を覚えなくもないのだが、実際そうなのかも知れない。

生成AIの裏側で動いているロジック開発に携わる人や、ブロックチェーンやNFTといったweb3.0+テック系の仕事に関与する方々と最近会って話しをする機会があり、正直言えば話しの3割くらいはついていけなかったものの、社会はきっとこんな風に見えないところで変革が始まっていて、現象として見える時点ではすでに違うフェイズや時代に移行している、ということを目の当たりにしたように感じ、大きな刺激を受けた。当然ながら現状、生成AIと自分たちの仕事がどう融合し、それを使いこなせるか否かの答えは無い。それでも歴史が証明する通り、過去の実績やこれまでの成功体験にしがみついたまま生き残ってきた企業や業界は無いのも事実だ。容易ではないが、来るべき将来に向き合い新しい技術を躊躇なく取り入れていく気概こそ、こうした時代の転換期には求められると、自らの戒めにしたい。

参考までに今回のブログは、タイトルの通り実は自分なりの「呪文」をAIに投下して生成された文章をベースに加筆修正するという、実験的な試みをしたことを記しておく。ブログ全体の構成そのものはいじる必要がないと感じたため加筆修正に留めたが、自ら手を入れたボリュームはザっと6割くらい。コンテンツの質は「呪文」次第であろうし、人の温度感や個人の嗜好といったものはまだ十分ではないかもと感じた反面、いわゆる有料版で個人の書きぶりや価値を学習させ、適切な呪文を入れられれば結果どうか?と想像もしてみた。たぶん、それなりの感性をもって生成されるだろうと思うと、ヤバいの一言だ。

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